明けの空・夏の終わり

作詞作曲:永尾明 

イラスト: 黒雲鵺

 

悲しい夢と夜の闇

差し込む光

月明かりに揺れる影を

ぼんやりと見ていた

 

夜と朝の隙間には

私はいない

変わってゆく君の心

失った想い

 

月よ私のことを

照らすのはやめにして

美しい思い出も嘘になるから

 

君の手の温もりは

私の傷をえぐる

痛みはなお風に吹かれ

耐えるすべも見つからずに

 

優しい嘘と涙は

弱い私を晒す

明けの空に

夏も終わりだね

 


流れきては朽ちてゆく

流木のように

時も流れこぼれ落ちる

誰だってそうだね

 

変わってゆく人の波

薄れる思い

打ち寄せては引いてゆく

波のような心

 

深い迷いの森で

泣きじゃくる子のように

耐え難い夜を何度も越えて

 

埃まみれの羽で

私の空を飛ぶよ

泣きたければ泣いてもいい

私はまだ生きてゆける

 

上昇気流を捉え

空高く舞い上がれ

私を見て、ねえ

私を見て、ほら


まだ見ぬ未来、希望、不安を

かすかに感じ明日を探す


泥まみれのその羽で

空高く飛びあがれ

笑われてもかまわないよ

私だけの羽広げて

 

上昇気流に乗って

知らない世界を見て

私も知らない私を見て

高い空飛ぶ私を見て

ほら!