別れの雨は君の音

作詞作曲:永尾明

イラスト:雪傘

 

言葉を探す頬に

雨の雫が落ちる

お別れだね

今は果たせない約束ばかりね

 

想いをたぐるほどに

瓦礫の山は積り

深い海へ沈みゆく

 

君の光るひたむきさよ

ただ続け

9月の透ける空のように

 

時計の鐘は別れを告げるけれど
笑ってさよなら
ねえ、できるかな

 

輝きだしたら今日を進め

ひとりきりでも

明日はすぐ過去へと沈む

輝きだしたら走り出せ

ひとりきりでも

別れの雨が降る

 


揺れる二人の影に

過去のかけらが映る

震える手で掴み伝えた

私の想いを

 

作りかけて崩して

いくつも時が流れ

深い闇へ消えてゆく

 

私だけの愛しい笑顔

ただ続け

5月の優しい日射のような

 

また会えるから

別れはいわない

うそよ

それでさ、あのね

雨、やまないね

 

悲しみだすから

もうね、行くよ

ひとりきりでさ

今日よ、すぐに過去へと消えろ

悲しみだすからもう、ゆくね

さよなら、またね

別れの音がした


泣きたくなるのは

雨の音

雨の音

 

輝きだしたら今日を進め

ひとりきりでも

明日もすぐ海へと沈む

 

輝きだしたら走り出せ

ひとりきりでも

雨音だけが悲しく包む

 

悲しくなるのは雨の音

一人聴いてる

君の声

かすかに響く

 

悲しみだしたら走り出せ

ひとりきりでも

別れの雨の中