キラキラ

作詞作曲:永尾明

イラスト:ise

 

その声はいつか遠くで聴いた

朽ちかけた過去の倉庫の記憶

古いアーカイブに眠る君の夢

不確かでどこか衝動的で 

なにものでもない君がいたね

わたしもその時そこにいたよ 

その手の外にあふれだす光と影

私の中で響き弾けだしていたよ

だからもうボケた態度はやめて

でたらめもウソも真理に変えて

君だけの色で私を染めて

 

ひび割れた夜の荒野で眠り

枯れはてた過去の大河を渡れ

黄金の砂漠の土煙上げて 

つかの間のけちな愛なら捨てて

醜くあがく姿を晒せ

孤独と孤独の隙間を埋めて

街から街へその声は夜をこえて

だれかの心を濡らしだしていたよ

晴れわたる空に栄誉の鐘を

血塗られた古都の王妃を癒せ

君だけの色で世界を染めて

 

時はすぎゆく

だれもがあなたを捨てて

わたしもいつかあなたの声すら忘れ

あなたはどこへ 人知れず海へ消えた

やがてだれもが名前すら忘れてしまう

だけどふとどこからか声が

朽ちかけた過去の倉庫の森の

古いアーカイブの暗がりの奥で

だれも訪れることもなく

キラキラと人知れず君の

君だけの色が輝いてたよ

キラキラとひっそり輝いてたよ