凍えた中心核

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もしも今日

太陽が水素を使い果たし

狂いながら膨張する赤色巨星となったのなら

その悲しみと怒りの運命の中に

私の孤独を飲み込んでくれないか

 

君は私の心臓の奥深くに

隠していた冷酷な核を

感じ取っていたんだね

だけど私は君の望むような人にはなれなかった


もしも明日

巨大な地殻変動が起こり

雲よりも高く津波は唸りを上げ

この鈍く光る空の色さえも

塗り替えてしまえるのなら

絶え間なく続くこの星の変化の海に

私の迷いを飲み込んでくれないか

 

だけど今日はまた答えない

きっと明日も答えない

だからただ黙って道を歩くよ


もしも君の

近く遠く広がる空間の隅に

私の心臓の揺れが空気を伝い

私という生命の温度を感じたのなら

私の中心核は

救われるだろう

 

もしもずっと先の君の

近く遠く広がる空間の隙に

私の心臓の揺れが空気を伝い

私という生命の温度を感じられたのなら

その時こそ

私の凍えた中心核は

救われるだろう

 

inspired by Sozinho (Caetano Veloso)