向かい風と加速器

作詞作曲:永尾明

イラスト:アッシー

 

冬の空に後悔は沈み

遠くで犬は泣く

ぼくが地平線に溶けている


モーター音のようなノイズが

脳内をかき乱す

今日が夕食に溶けている


そう、ぼくら、それでも夢を見る?

鈍い痛みの中で

閉じた世界に映るまぼろし


向かい風よ吹き続けろ

理想論の壁を超えて

どんな悲しい目で夕立を数えてた?

リミッターの外れかけた

加速器はもう止まれない

打開瓦解破壊

壊したい

 


やがてぼくも真実の口を

前にして怯えだす

夜は偽物を晒しだす


崩れかけた信念の

かけらをまだ探している

朝は失望に満ちてる


そうだれも君を笑ってるよ

ゆるいうねりの中で

裂けた地面に潜む熱源

 

古い地図は燃やしてゆけ

そこではもう使えない

どんな冷たい目で僕に笑いかけてた?

宝物は置いてゆくよ

ここではもう価値もない

高い視界世界

見つけたい

 

 

あなたはそれでも夢をみた?

強い日差しの中で

無垢な狂気に宿る情熱


向かい風よ

吹けよ吹けよ

自尊心の壁を壊せ

どんな愛しい目でぼくを騙しかけてた?

向かい風よ吹き飛ばして

予定調和のはるか先へ

安全性もなく信頼性もない

試作機に、さあ乗り込んで

未開の大地へ飛ばして