聴くことからすべてがはじまる

DTMの音楽制作に関する話です。

2ヶ月ほど制作を休止していたのですが、ひさしぶりにオリジナル曲をやっていまして、再開というよりは未完成曲をちゃんと仕上げよう、という動機ですが、備忘もかねて書いておきます。なにかしら同じような活動をしている方のヒントになれば幸いです。

 

ノウハウといってもまあ、あくまで私はこういう形だとうまくいきやすい、という話ですので、試してみて合う合わない試行錯誤してみることがもっとも重要かと思います。

 

1. 歌から入れる

DAW画面を最初に開いたときに、どのトラックを入れるかという話なのですが、まずボーカルを入れます。つまり私の場合ボカロなので、ボカロトラックを最初に必ず打ち込んでDAWに入れます。

これは私の場合、絶対です。

なぜ歌からいれるかというと、歌ものの場合の主役は歌だからです。

歌を軸に脇役や舞台装置であるまわりを埋めていくという発想ですね。

他にどんな楽器のバッキングやオブリやドラムのフィルインやギターを入れるにしても、いついかなるときも歌ものである以上、歌を邪魔してはいけないし、逆に引き立て、かつ臆せず絡んでいく必要があるので、そのためにはまず歌を入れることです。

そうすれば、追加しているトラックがギターであれピアノ、ドラムであれ、歌とどう響きあうか判断がつきます。

 

2. とりあえず自由に打ちたいだけ打ち込む

歌を入れた後の話ですが、それから何をいれるか。これはもう自由に思いつく感じで良いと思っています。

好きなだけ、アイデアやフレーズの浮かぶだけ感情のおもむくままに打ち込みましょう。

ちなみに私の場合、1番のAメロ頭からピアノを打ち込んでいくことが多いです。

Aメロ頭というのはつまり主役の歌が始まるところだから「始めやすい」という理由ですが、これは任意でもいいかもしれません。ある程度1ーAができてからイントロどうしようかな、というパターンが多いですね。

 

 

3. 必ず翌朝聴く

打ち込むのに疲れ果てたらいったんファイルをエキスポートして寝ます。

そして翌朝、2MIXの音源を聴き直します。

なぜ翌朝聴くのが良いのか、それは前日の記憶がリセットされてどんなものを打ち込んだのかほとんど忘れているからです。

つまりこれはリスナーにより近い視点(耳ですが)というわけですね。私の場合、大抵打ち込みに集中してしまうといろいろとアイデアやフレーズは無限に浮かぶのですが、翌朝聴くとグルーヴがぐちゃぐちゃ、というパターンがほとんどです。

細かいフレーズに気を取られて「全体のノリ」を見失っているんでしょうね。あるいはその時点ではまだどんなグルーヴでまとめるべきか定まっていないせいかもしれません。この辺も翌朝きき返すことでそのうち見えてきます。

逆に進むべきグルーヴが見えていないのにDAWの前に座っても意味がないんですね。それより前日打ち込んだ生まれたての作品(のようなもの)を聴くことに多くの時間を割くべきです。すなわち見えてないものは打てない、というわけです。

同じような理由ですが、聴くときはDAWでそのまま聴かずに2MIXにエキスポートしたものを、外や電車などで聴くのが良いです。

これはDAWで聴いてしまうと、あまり聴き込めていないのにそのまま作り始めてしまう可能性があるからです。修正箇所やアイデアが浮かぶ間もなく作るのはよくないです。

聴くことからすべてがはじまります。

何十回でも気がすむまで、前日までの音源を聴きましょう。

そして聴いている内に次第に、ここは何かよくわからないけど気持ち悪いな、とかそういう箇所が見えてきます。そういうのはスマホのメモに全部書き出しておきましょう。

あとから細かくみればDAW上でギターの音がボーカルとぶつかっていたりなど、細かいところが見えるはずですが、聴いている時点ではなんかここ気持ち悪いな、くらいで十分です。

他にも聴き続けれいれば、ここのドラムのキックはグルーヴが違うなとか、ベースはもう少しシンプルなほうがいいなとか、ピアノ音でかいなとか、右になんかあったほうがいいなとか、サビ全然盛り上がってないなとか、フィルインが短いなとか、シンバルが足りないとか、いろいろとアラが見えてきます。

そういうのを随時メモ帳に書いておきましょう。覚えておくだけでもいいですが、慣れない内は書いたほうがいいです。書きだすことでやるべきことにひとつひとつ、あまり負荷なく対処していけます。

そうこうしていき、日々を繰り返し音を積み重ねて進んでいく中で、その曲の「進むべき道」が見えてくる、というわけですね。

 

というわけで、こんなところです。

それでは、またがんばっていきましょう(変なまとめで終わりますが)。