エネルギー

 

趣味の世界は退屈だ

趣味はなんですか

私の趣味は〇〇です

だれかの余暇を過ごすための何かなんて

私が知りたいことは

その人自身を破滅させてしまうような渇望の話だ

圧倒的な

抗えないエネルギーや衝動を一心に閉じ込めた何かだ

でも考えてみてよ

社会の人がみんなそういう意思を持ってしまった世の中

地獄だ

あらゆる社会的インフラも企業のサービスも生産も物流も停止してしまう

だからそんな人はめったにいてほしくない

だからこそ人は余計にそんなエネルギーに惹かれるのかもしれない

ダイヤはその希少性によって価値を高める

価値はまやかしだ

しかしそれとは別に、確かにそこには人を惹きつける何かがある

生成過程における星の爆発のエネルギーの熱量かもしれない

作品もそうだ

作品の力は注ぎ込まれたエネルギーの量に基本的には比例する

だからそのことをよく知っている人はみな果てしない時間を費やすのだろう