津田沼

津田沼を歩いた

足が痛くなっただけだった

傘を失くした

コンビニの灰皿が消えていた

つけ麺屋は日高屋になっていた

チャーハン餃子セットを食べた

今は厨房があるあたりで

昔のおれが恋人と座っていた

ただの意味のない記憶だ

路地裏でこっそり煙草を吸った

間違えて微糖を買った

線路の向こうには光り輝く人々がいた

光っているのは電車だ

金網は国境線だ

これより先進入禁止

金持ちが集まると芸術の話をして

芸術家が集まると金の話をするらしい

おれはどちらでもない

ただの国境線をうろつく外国人だ