plastic tree

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今回はわたしが長い間聴いているバンドについて紹介をしようと思う。

中学生まで音楽をあまり聴いてこなかったわたしは、高校生になった辺りから次第に、ウェブ上で人気を博しているVOCALOIDを中心に音楽を聴くようになった。

その一方で聴き始めたジャンルが、俗にヴィジュアル系と呼ばれる音楽だ。

中でも、plastic treeというバンドを一番に好んだ。

 

わたしは元々小説を好む質だったので、音楽を聴く中でも好意を寄せるのは、まず歌詞にあった。

このバンドの曲を初めて聞いた時、透明感のある歌詞と、耳に心地良いリフに対して、身体の真ん中からびりびり、小さく震え地味た高揚感が身を襲ってきたことを覚えている。

ヴィジュアル系というだけあって、メンバーの着ている洋服は化粧など、新鮮さと興味は絶えなかったが、やはり一番にわたしの思考を手招いてきたのは彼等の作り出す音楽性にあったと思う。

ファンの名称が「海月」と呼ばれるだけあって、彼等の奏でる音楽は、いつの間にか脳の中で渦を巻いていく、一種のカリスマ性のような特別感があった。

意識を掬い取られていくように、だけど強制的に彼等の方へ向けるようなことはしない、水面にぷかぷか浮いて、青空は終わりのない水平線を眺めているような感覚がある。

 

彼等の曲の中でも特にわたしが好きだった曲は梟だ。というより、初めて聴いた曲が梟だった。

 

「これは多分、恋愛療法。」というフレーズから入る歌詞は、切なくてどこまでも夢想的な、描かれた美しさがある。幻想的な景色、と言葉に言い換えてもおかしくないくらい、歌詞から浮き彫りにされていく彼等の景色があった。

 

時間をかけて現在に至るまで、彼等の生み出す音楽は常に進化を重ねていて、同じワンフレーズが他の歌詞に通じているところがあっても、それはより一層の魅力となってわたしたちファンを虜にしていく。

 

彼等の作る音楽を大切に聞いていたいし、これからも彼等の作る音楽に浮かれ、ずっと虜にされていたいと思うのだ。