君島大空とは。遠視のコントラルト~ライブスタイルまでを徹底解説

2018年に頭角を現したシンガーソングライターのニューカマーとして崎山蒼志・長谷川白紙が真っ先に挙げられるかと思うが、2019年初頭に新たな才能がまた世に繰り出される。彼の名は「君島大空」(読み方:キミシマオオゾラ)。デビュー以来常にメディアに注目され続ける若き天才をピックアップしてみた。

君島大空とは

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君島大空のプロフィール

1995年1月18日生まれ。東京都立川市出身、現在も東京都在住。2014年からサポートギタリストとして音楽ストリーミングサービスのサウンドクラウドにDTMによる多重録音の作品を数年間に渡りアップロードし続け、満を辞してデビューEP「午後の反射光」を2019年3月13日リリース。

追撃ラッシュは収まらず、2019年7月5日にはNEWSINGLE「散瞳 ・ 花曇」の配信を開始。2019年7月にFUJIROCK19のルーキーアゴーゴーステージに抜擢され、圧巻のライブを披露。彗星のごとく現れたシンガーソングライターとして各界注目の存在。

君島大空とは歌詞の世界を具現化する天才アーティスト

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1stEP「午後の反射光」をリリース後、瞬く間に音源は拡散され各ミュージシャンたちからは賞賛の嵐。いったい彼の音楽の何処に魅力の匂いを嗅ぎとったのだろうか?筆者は「歌詞の世界を具現化する天才アーティスト」という印象を受けた。

 

まずは、表題曲である「遠視のコントラルト」を聞いて欲しい。

 

J-ROCKに造詣のある人なら気付いたかもしれない…いや筆者だけが感じたのかもしれないが…七尾旅人の1st album「雨に撃たえばdisc…2」を聴いた時と似たような衝撃が走った。もうかれこれ20年前の作品だ。旅人氏は旅人氏で現在はフリージャズのような素晴らしさがあるが、君島大空は完全に作り込まれたバランス感覚の綱渡りのような危うい匂いを察知した。

 

それは中性的な歌声や世界観の作り方か?色んな情景を音の粒で埋め尽くして彩っていく手法か??本人のインタビューを読むとそれらの全てに納得した。

 

  • 性の匂いの徹底的な排除
  • バンドではなく一人で完結する世界観
  • 歌と音楽の両者が知らない場所で溶け合っているような楽曲への意識

 

君島大空はこの辺りを重点的に叩き上げて完成させたそうだ。目を閉じればロードムービーのように次々とストーリーが進んでいくような、どこかへ連れてってくれるような真っ直ぐ一本のメロディーが道のようにズドンと突き抜けて、周辺をギター中心にさまざまな帯域の倍音のノイズが駆け巡っていく。(現に曲中では小鳥のさえずりのようなギターノイズも堪能できる)

 

なんとサウンドクラウドでは現在もデモ期の「遠視のコントラルト」が視聴することができる。パッケージ版と照らし合わせて聞くことにより、日本語という限られた歌詞の世界を圧倒的な音響で埋め尽くし、言葉の枠を解き放つまでの過程を擬似体験させてくれる。コチラもぜひ一聴していただきたい。

君島大空のライブスタイルとは 

君島大空といえば、都内の小さなカフェからライブハウス。そして、フェスに至るまで会場のサイズに合わせたさまざまなライブスタイルを展開しているのも魅力の一つだ。ではどのようなライブスタイルが存在するのか?

君島大空一人でギターを爪弾く弾き語りライブスタイル

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こちらのライブはガットギター(クラシックギター)での弾き語りライブ。アコスティックギターだとどうしてもアタック感が強くなるのでガットギターを使用しているとのこと。君島大空の源流である生々しい歌を体現することができる。

君島大空がサポートメンバーを引き連れるバンドライブスタイル

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こちらはサポートメンバーを引き連れたバンドライブスタイル。

サポートメンバーは

 

・西田修大EG(エレキギター)
中村果穂バンドなどでお馴染みの西田修大氏。ジャズマスターを介したLINE6のM9やWHAMMYペダルなどを使用したトリッキーなプレイ。特に「遠視のコントラルト」ではレディオヘッドのジョニーグリーンウッドを彷彿させるようなギタープレイを披露し、苗場を歓声の海に沈める。

 

・新井和輝 Ba
KINGNU(キングヌー)のベーシスト。バンドのプレイを底上げするような力強い演奏。

 

・​石若駿 Dr
くるりのサポートドラマーを筆頭に関東のインディーズシーンでは知らないものがいないと言われるほど全国区のサポートドラマー石若駿。

 

もはや全員がプロという超豪華メンバーが苗場に集結。盤面とはまた違うアレンジで、どちらかというと音響系ではなくオルタナ系のアレンジでシンプルな構成。動画からもわかる通りもはやフジロックルーキーステージのクオリティではなく、完全に安定している抜群の演奏スキルにtwiitterやインスタなどを介し、生の現場からも賞賛の声が上がっていた。

 

今後のライブも決まっているようなのでぜひ動向をチェックして欲しい。2020年代の世代を背負っていくであろう「君島大空」。今後も目がひとときも離せそうにない。